俺のdカードは、支払いが2027年9月まで残っています。それでも今年中に解約できます。
2026年9月1日にNTTドコモが発表した改定で、一般の「dカード」は前年度に1度も利用がないと年会費1,650円(税込)。通常決済のポイント進呈率も2027年1月から半分になります。
俺がこのカードで払っているのは、iPhoneの分割だけです。

確定している9月10日の請求が4,510円ちょうど。この分割以外、俺はこのカードを使っていません。
払い終われば、持っているだけで年会費を取られるカードになります。
だから畳みたかったんですが、2027年9月まで動かせないと思っていました。
思い込みでした。縛っていたのはカードではなく、引き落としの経路の方です。
ドコモ系で似た改定を見るのは2回目です。銀行側では2026年5月1日に、d NEOBANKの他行宛振込無料が条件なしのランクで月1回に縮小しました。あれを決めたのは住信SBIネット銀行(当時)で、今回のdカードはドコモ本体の発表です。主体は別ですが、俺の口座とカードには同じように効きます。
ディーノヴァ条件なしの振込枠は、月1回まで減った。
dカードの年会費1,650円は、2028年2月の請求から始まります
dカードの年会費は「初年度:無料、入会2年目以降:無料 ただし、前年度に1度もご利用がなかった場合1,650円(税込)」に変わります。適用は2027年1月から。公式の表記は「2027年1月以降のご利用有無に基づき、2028年2月お引き落とし分からご請求」です。対象は一般の「dカード」だけで、dカード GOLD U・dカード GOLD・dカード PLATINUMは除かれます。
つまり、今日ハサミを入れないと損をする人はいません。
慌てて解約するより、期限を頭に入れる方が先です。
dカードの「利用」判定は、売上情報が届いた日で決まります
年会費が発生する条件は「前年度に1度もご利用(ショッピング、ドコモ利用料金、ETC、キャッシングなど)がなかった場合」です。ドコモの携帯料金をdカードで払っているなら、それだけで「利用あり」になります。
判定の仕組みは注釈に書かれています。
利用判定は、カードのご利用先から弊社に売上情報が到着した日を基準に行います。ご利用日が判定期間内でも、売上情報の到着が判定日までに間に合わない場合、判定の対象外となります。
判定に数えてもらえないものも同じ注釈にあります。「金利・リボ払い手数料などの各種手数料、カード年会費、ETC年会費など一部利用判定対象外の売上」。カードの年会費を払ったこと自体は、利用にカウントされないという意味です。
俺のiPhoneはドコモの分割払い(個別信用購入あっせん)で、公式に「月々の分割支払金/分割払金は、ご契約日の翌々月のご請求分より、通信料金等と合わせてご請求いたします」と書かれています。毎月ドコモからdカードへ売上情報が届く形なので、利用ありと判定されるはずです。
ただし「ドコモ利用料金」が端末の分割支払金を含むと定義した文は、公式のどこにもありません。ここは断定しません。
そして俺は、ドコモの回線もドコモ光も持っていません。このカードに乗っているドコモの請求は、iPhoneの分割だけです。 だから2027年9月に払い終わった瞬間、ドコモからの請求はゼロになります。
その日から、俺のdカードは1円も動かないカードになります。
dカードを使っていない人は、2027年のうちに決めれば間に合います
キャンペーンで作って引き出しに入れたままの人も、判定は同じです。2027年1月以降に1度も使わなければ、2028年2月の引き落としから1,650円。
公式が日付で明言しているのはここまでです。2028年も使わなかった場合に翌々年の2月に請求が来るのか、そもそも「前年度」が暦年なのかを定義した記述は見当たりません。同じサイクルが続くなら毎年になりますが、それは俺の推測です。
選択肢は2つ。2027年のうちに畳むか、年1回だけ動かす当番にするか。
期限が2年先なので、決めた側をカレンダーに置いておかないと確実に忘れます。
年1回でいいなら、金額はいくらでも構いません。数百円の買い物を1回すれば、その売上情報が届いた時点で利用ありになります。



今すぐ何かせなあかんの?



長い期限ほど忘れるでな。
dカード GOLDとPLATINUMには年会費の返金がありますが、一般のdカードは対象外です
ドコモは2026年9月1日から、dカード PLATINUMとdカード GOLDを対象に年会費の返金受付を始めています。受付は2026年12月31日まで。エントリーした上で解約かダウングレードを完了すると、前回払った年会費を月割りして残月数分が戻ります。一般のdカードは対象に入っていません。
条件はカードで違います。
| カード | 返金の条件 |
|---|---|
| dカード PLATINUM 本会員 | 料金プランの条件なし |
| dカード GOLD 本会員 | 「ドコモ ポイ活 MAX」「ドコモ ポイ活 20」「eximo ポイ活」「ahamoポイ活」のいずれかの契約が必要 |
| dカード(一般) | 対象外 |
どちらも「2026年9月30日(水)までにご入会」の本会員が対象です。 10月以降に入会や切り替えをした人は入りません。
エントリーは必須で、公式に「エントリーの取消しはお受けいたしかねます」と書かれています。押す前に決める必要があります。
dカードの年会費返金は月割りで、入金は2026年12月下旬か2027年3月下旬です
返金額は「前回お支払いいただいた年会費(税込)を月割りして、残月数分を返金」。公式の計算例は、29,700円÷12か月×5か月分=12,380円(1円単位は切り上げ)です。
入金の時期は達成した時期で分かれます。2026年9月〜10月なら2026年12月下旬、11月〜12月なら2027年3月下旬。返金額がカードの請求金額を上回った場合は、差額が支払い口座に入金されます。
俺は一般のdカードなので、この返金には1円も関係ありません。
上のカードには出口が用意されていて、一般カードには年会費だけが用意されている。 返金に関して言えば、そういう作りです。
ちなみに俺は、dカード GOLDを年会費11,000円がもったいなくて解約した人間です。今まだ持っていたら、返金の対象者側にいました。
dカードの引き落としをドコモの銀行に移しても、一般カードの上乗せは0.25%です
通常決済のポイント進呈率は「ご利用金額100円ごとに1ポイント」から「200円ごとに1ポイント」へ半分になります(2027年1月ご利用分から)。取り返す手段として公式が用意しているのが「ドコモの銀行引落特典」ですが、一般のdカードの上乗せは0.25%です。
ニュースで飛び交っている「最大4.5%」「最大3.0%」は、dカード PLATINUMを前提にした数字です。
| カード | 通常還元 | 銀行引落特典 | マネックス証券特典 | 最大還元率 |
|---|---|---|---|---|
| dカード PLATINUM | 1.0% | +2.0% | +最大1.5% | 4.5% |
| dカード GOLD/GOLD U | 1.0% | +1.0% | +最大1.5% | 3.5% |
| dカード(一般) | 1.0% | +0.25% | +最大1.5% | 2.75% |
一般カードで2.75%に届くには、マネックス証券に自動入金を設定して月3万円以上の積立が要ります(進呈上限は月500ポイント)。積立を抜けば、上乗せは0.25%です。
なお、d払い(支払い方法をdカードに設定)は「本改定後もご利用金額200円(税込)ごとに2ポイント進呈」と明記されていて、こちらは据え置きです。
dカードアプリの「初年度最大3%」は、一般カードでは届かない数字です
俺のdカードアプリを開くと、こういうバナーが出ています。


「dカードのスマホ決済でのdポイント 初年度最大3%」。エントリー不要とも書いてあります。
俺は一般のdカードしか持っていません。それでもこのバナーは出ます。
でも同じドコモが、ドコモの銀行側のページではこう書いています。「dカードユーザーなら/諸条件達成でdポイント初年度最大1.25%還元」。
3.0%の内訳は基本還元1.0%+銀行引落特典2.0%で、この2.0%はdカード PLATINUMの数字です。一般カードは1.0%+0.25%で1.25%。同じ会社が、片方で3%と見せて、片方で1.25%と書いています。
ドコモの銀行引落特典の対象決済に、ネット通販は入っていません
公式が挙げている対象決済は2つだけです。「街でのd払い決済(d払いタッチ含む)」と「街でのdカードでのスマホタッチ決済(Apple Pay、Google Pay、おサイフケータイiD)」。
この閉じたリストに、ネット通販のカード番号入力もプラスチックカードを出す決済も入っていません。
さらにタッチ決済の200円2ポイントには、カード番号が「4363」「5344」「5365」のいずれかから始まるdカードのみ、という条件が付きます。
通常決済の半減は2027年1月から、タッチ決済の200円2ポイントは2027年5月からです。その間の1月〜4月にタッチ決済がどう扱われるかは、公式に書かれていません。
ドコモの銀行引落特典は、口座を変えるだけでは足りません
適用条件は3段あります。dカードの支払い口座としてドコモの銀行を設定すること、その口座とdアカウントを連携すること、そのdアカウントにdカードの利用携帯番号を登録すること。加えて、口座の登録情報とdアカウントのカナ氏名・生年月日が一致していることまで求められます。
手続きは「毎月20日頃までに引落しをドコモの銀行に設定し、翌月dカードで引き落としすると翌月のお買物から還元率がアップ」。進呈上限は月3,000ポイント、もらえるのは期間・用途限定のdポイントで有効期限は94日。
そして2年目(初回の引き落とし月から13か月目)以降は、前々月16日から前月15日までのショッピング利用額で還元率が変わります。一般カードは10万円以上で+0.25%、10万円未満は0%。
あまり使わない人ほど、2年目で条件を落として特典が消えます。
ドコモの銀行以外にも、回線契約が要らない上乗せルートが3つあります
還元率の半減を取り返す手段は、ドコモの銀行だけではありません。回線契約もドコモの銀行への紐付けも要らないルートが、公式に3つあります。dカード特約店(最大6%、割引は最大20%)、dカードポイントモール(ネット通販専用・300店以上で最大15%)、dポイントクラブの会員ランク(公式に「ドコモ回線契約は不要」と明記、5つ星でd払い最大4%)です。
だから「一般カードには何もない」は言い過ぎです。あるのは、店とルートを覚えて使い分ける手間です。
一律で上乗せされるのは銀行引落特典だけ。一番太いルートだけが、経済圏の中にあります。
ここまでが「dカードの中でどう取り返すか」の話です。
俺はこの土俵に乗りませんでした。ドコモに回線を置いていないので、取り返す前提が最初から無いからです。
そして0.25%を取りにいく手間と、通信費そのものを削る手間を並べると、桁が違うのは後者でした。特約店を覚えて使い分けて年に何千円かを拾うより、毎月の固定費を落とす方が早い。
向いてない人の条件を5個先に置いてあります。
通信費を削れる側かどうか、5問で判定する →俺のdカードを縛っていたのは、auじぶん銀行の口座振替スタンプでした
俺がdカードの引き落とし口座に指定していたのは、ドコモの銀行ではなくauじぶん銀行です。じぶんプラスのステージはスタンプの数で決まって、5個そろえるとプレミアム。俺は毎月プレミアムを取りにいっていて、その5個のうち1個を、dカードの引き落としが「口座振替」として埋めていました。
これが2026年8月31日時点の画面です。


じぶんプラスの判定は毎月21日から翌月20日まで。この画面は8月31日なので、期間が始まって11日目です。ここから20日までに5個そろえます。



引き落としが月に1回あれば、口座振替のスタンプは埋まるよ。
つまり俺のdカードは、ポイントを稼ぐカードとしてではなく、銀行のステージを維持する材料として飼われていました。
クレジットカードの記事にこの発想が出てこないのは当然で、還元率で選んでいる人はこんな飼い方をしません。
dカードを解約すると、auじぶん銀行がプレミアムからゴールドに落ちるはずでした
じぶんプラスのステージは、スタンプ0〜1個でレギュラー、2〜3個でシルバー、4個でゴールド、5個以上でプレミアム。Pontaポイントの倍率はそれぞれ1倍・5倍・10倍・15倍です。
スタンプが5個から4個になれば、プレミアムからゴールドへ1段落ちます。
損は2重でした。口座振替でもらえる15ポンタが消えて、さらに入金やキャッシュレス決済など、Pontaポイントが付く取引の倍率まで15倍から10倍に下がります(エンタメと残高のスタンプはもともとPontaポイントを生まないので、そこに追加の損はありません)。
だから俺は、2027年9月に払い終わるまで動かせないと思っていました。
ドコモの支払いを口座振替に変えたら、dカードは要らなくなりました
答えは、カードを解約するかどうかではありませんでした。引き落としの経路を引き直すことです。 ドコモの支払い方法をdカードからauじぶん銀行の口座振替に変えれば、口座振替のスタンプは埋まり続けて、dカードだけを外せます。俺は2026年9月2日にこの設定を変えました。
成立する理由が4つ、全部公式にあります。
1. ドコモの分割支払金の支払いは「口座振替もしくはクレジットカードに限ります」
2. ドコモの口座振替取扱金融機関にauじぶん銀行が載っていて、オンライン手続きにも対応している
3. じぶんプラスの口座振替スタンプは「口座振替(例:クレジットカードご利用代金の引落とし)」で、クレカ限定ではない。除外は「口座引落としによる出金がない場合は対象になりません」だけ
4. dカードは分割の残債があっても解約できる。公式に「dカードご利用分のお支払いが完了していない場合は、解約後も引き続き設定口座から引落しがございます」と書かれている
ドコモの支払い方法の変更は、手続きの翌月から反映されます
ドコモオンライン手続きから24時間申し込めます。必要なのは契約者本人名義のキャッシュカードで、支店名・口座番号・暗証番号を入力します。口座の名義は契約者本人のものに限られます。
反映は「お申込み内容に不備がなければ、お手続きいただいた翌月よりご指定口座からのお引落とし」。口座振替依頼書を郵送した場合は金融機関での手続きに約2週間かかり、翌々月からになります。
引き落とし日も変わります。dカード払いは請求月の翌月10日でしたが、口座振替は請求月の末日(土日祝は翌営業日)です。
俺の場合、9月に手続きしたので最初の口座振替は10月31日。じぶんプラスの判定期間で言うと10月21日〜11月20日の枠に入ります。その前の枠(9月21日〜10月20日)には10月10日のdカードの引き落としが入るので、スタンプは途切れません。
dカードの解約は電話です。順番を間違えると手数料が乗ります
一般のdカードの解約は、Webのフォームではできません。フォームは家族カードとETCカードだけです。本会員は解約前のアンケートに答えたあと、dカードセンター(ドコモの携帯から*8010、一般電話から0570-030-360、午前10時〜午後6時・年中無休)に電話します。
大事なのは順番です。公式の解約ページにこう書いてあります。
ドコモご利用料金をdカードによるクレジット払いにされている場合、弊社発行の請求書でのお支払いに変更させていただくことがあります。請求書の発行には所定の手数料がかかる場合がございます。
カードを先に切ると、ドコモの支払いが紙の請求書に飛ばされて手数料が乗る可能性があります。 支払い方法を移してから解約する、この順番でないと損をします。
俺は最初の口座振替が立って、じぶんプラスのスタンプが埋まったのを確認してから電話します。2026年11月の予定です。
iPhoneの4,510円は変わりません。dカードを経由しなくなっただけです
俺がこの手間をかけるのは、ドコモに回線を置いていないからです。povoを番号置き場にして、楽天の株主優待でもらえるeSIMを通信に使う構成で、スマホ代は0円で回しています。楽天モバイルは約1年使って、実測して、解約しました。だから「楽天モバイルに乗り換えろ」とも言いません。自分が今使っていないものを勧める趣味はないです。



けっきょく、カードは解約するん?



11月に電話するよ。
iPhoneの4,510円は、2027年9月までauじぶん銀行から出ていきます。そこは1円も変わりません。
| 変更前 | 変更後 | |
|---|---|---|
| 引き落とし元 | auじぶん銀行 | auじぶん銀行(変わらず) |
| 経路 | dカード | ドコモの口座振替 |
| 引き落とし日 | 請求月の翌月10日 | 請求月の末日 |
| 毎月の金額 | 4,510円 | 4,510円(変わらず) |
| じぶんプラスの口座振替スタンプ | 埋まる | 埋まる |
| 年会費1,650円 | 対象 | 無関係 |
| 還元率の半減 | 対象 | 無関係 |
変わったのは、その4,510円がdカードを経由しなくなったことだけです。経由しなくなった瞬間に、年会費1,650円も、還元率の半減も、俺には関係のない話になりました。
ちなみに俺は、NTTの株を100株持っています。改悪する側の株主が、改悪されたカードを畳んでいる。 カードのユーザーとしては降りますが、出資者としては降りません。
カードは持っているだけでは資産になりません。持っているだけで課金される時代になりました。
俺のスマホのカレンダーには、11月に「dカードに電話」とだけ入れてあります。
更新ログ
2026-09-02 公開。ドコモの2026年9月1日発表(dポイント進呈率・年会費改定)、dカード公式の引落特典のカード別上乗せ率、GOLD/PLATINUMの年会費返金の条件と受付期間、auじぶん銀行のじぶんプラスのステージ条件とドコモの口座振替取扱金融機関を公式で確認。
2026-09-02 ドコモの支払い方法をdカードからauじぶん銀行の口座振替へ変更。
2026-11 予定 dカードを解約したら結果を追記します。


















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