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貧乏暇なしのつもり|暇だと気付くのに8年と320万円使ってた


「忙しくてお金が貯められない」「時間がないから副業なんて無理」

こう思っていませんか?

私も以前はそうでした。でも転職してから8年後、ある計算をして愕然としました。

「忙しい」を言い訳にサービス残業を続けた8年間で、私は会社に320万円以上をタダで渡していました。

忙しいつもりだった。貧乏暇なしのつもりだった。でも実態は、自分の時間と労働価値を安売りし続けていただけでした。気づいたのが33歳。遅かったですが、人生を変える第一歩になりました。

この記事では、年収420万円・貯金ゼロだった私が「貧乏暇なし」の本当の原因と脱出法を実体験ベースでお伝えします。

結論から言うと、貧乏暇なしの原因は時間不足ではありません。時間の使い方が下手で、自分の労働価値を安売りしているからです。

目次

貧乏暇なしの本当の原因は「忙しさ」じゃない

私も「時間がない」を言い訳にしていた過去

一人暮らしをしてた20代の頃の私は典型的な「忙しい」人間でした。当時は介護施設で勤務しており夜勤ありのシフト制でした。

仕事が終わって帰宅すると、疲れたからとソファに倒れ込んでスマホゲーム。部屋は散らかり放題で、掃除をする気力もない。スーパーで安いものを探して買い物する時間すら「面倒」で、コンビニで割高なパスタやラーメンを買う日々。

「仕事で忙しいから仕方ない」「ゲームくらいさせてくれよ」

そう思っていました。でも本当にそうでしょうか?

実は時間があってもやらない現実

ある日、インフルエンザで1週間会社を休んだことがあります。熱が下がって体調が回復した後の3日間、私は何をしたと思いますか?

溜まっていた掃除?資格の勉強?転職活動?

いいえ。ゲームを48時間ぶっ通しでやってました。

でもそれだけじゃありません。ゲームをしながら、無償で会社の会議の議事録と勤務表を作っていました。病欠中です。有給を使って休んでいる日に、タダで仕事をしていたんです。

「断れなかった」とか「仕方なかった」とかじゃなくて、「やらないと他の人に迷惑がかかる」という理由でやってしまいました。当時はそれが普通だと思っていました。

この時、まだ気づいていませんでした。「時間があればやる」は大嘘だと。そして「休んでいる時間すら会社のために使う」自分がいることにも。時間ができても結局ラクで楽しいことか、会社の仕事に使ってしまう。「時間がないからできない」んじゃなくて、「やりたくないからやらない」か「断れないからやってしまう」かのどちらかだったんです。

当時24歳。この事に気付けたのは33歳になった時です。遅く遠回りでしたが、人生を変える第一歩になりました。

【実録】サービス残業8年で320万円をタダで会社に渡していた

私が8年間で失った金額を計算してみた

介護職時代、私のサービス労働はこうでした。

  • 平日のサービス残業:毎日1時間 × 20日 = 月20時間
  • 休日のサービス出勤:月2回、半日(4時間)= 月8時間
  • 合計:月28時間のサービス労働

これを時給1,200円(当時の私の実態)で計算すると、

期間損失額
1ヶ月33,600円
1年403,200円
8年3,225,600円(約320万円)

8年間で約320万円。「利用者さんのために」「職場のみんなのために」という気持ちで、私は320万円を会社にタダで渡し続けていました。

この320万円があれば何ができたでしょうか。転職活動の生活費、将来の貯蓄、緊急時の備え。全部できたはずです。でも私は、それを「やりがい」という名目で献上していました。

サッカーでわかる試合後シュート|「勤務時間外の成果」の無意味さ

サッカーの試合を想像してください。試合時間は90分。この90分の間にゴールを決めれば点数が入ります。では、試合終了後に練習でゴールを決めたら点数になりますか?

なりませんよね。当たり前です。

これを仕事に置き換えると、勤務時間内に成果を出せば評価されます。でも、勤務時間外で頑張っても、それは「試合終了後のゴール」と同じでカウントされないんです。

「こんなに頑張ってるのに評価されない」「給料が上がらない」

そう不満を持つのは、試合終了後にゴールを決めて「なんで点数にならないんだ!」と怒っているのと同じです。

私が躁鬱になるまで気づかなかったこと

私は試合後シュートに気づかず、8年間サービス労働を続けました。

最初はミスが多かった1年目、それをカバーしたくて頑張りました。怒られたくない。そこから感謝されることが増えるようになって、嬉しかったんです。「ありがとう」「助かる」「あなたがいないと困る」そう言われると、自分が必要とされている実感があって、それだけで報われた気がしていました。

ある日母に様子がおかしいと言われ、精神科で受診することになりました。診断結果は躁鬱。

躁鬱というのは感情のコントロールが馬鹿になる状態です。「躁」の時は自分が万能の神にでもなったかのような全能感があり、無限に仕事もなんでもできます。「鬱」のときにその反動を受けます。何もできません。

介護時代の流れはこうでした。

  • 1年目:怒られたくない・感謝される喜び
  • 2年目:当たり前になり、感謝の言葉が減る
  • 3年目:「あれもお願い」「これもお願い」と仕事が増える
  • 4年目:「なんで自分ばっかり」という不満
  • 5年目:体調不良、不眠、感情のコントロール喪失
  • 7年目:躁鬱発症
  • 8年目:退職

結局、俺は病んでない。そう思い込んで仕事を続けて、限界が来て、退職しました。あの8年間で得たものは何だったのか。

失ったもの得たもの
健康一時的な感謝の言葉
320万円の無償労働便利屋としての評価
若かった頃の時間「頑張った」という自己満足
自己投資の機会社畜魂

まったく割に合いません。

貧乏暇なしになる人の2つの致命的パターン

パターン①「忙しい」を言い訳にするマインド

「お金があればNISAで投資するのに」「時間があれば副業するのに」「余裕があれば勉強するのに」

こういう人、周りにいませんか?もしくは、あなた自身がそうではありませんか?

私はずっとこのタイプでした。ないものを理由に行動しない。心の奥底で「自分には無理」というブレーキをかけていたんです。

具体的に何をサボっていたかというと、

掃除:休みの日になっても「疲れてるから」と放置。部屋は物で溢れ、必要なものが見つからず、同じものを買い直す無駄遣い。

スーパーでの買い物:「仕事帰りに寄るのが面倒」でコンビニへ。1回200円の差でも、週5日なら月4,000円、年間48,000円の損失。

固定費の見直し:「手続きが面倒」で放置。家賃交渉や引っ越しをすれば節約できたのにしませんでした。部屋も散らかってるのでそもそも引っ越しが選択肢にありませんでした。

これ、全部「忙しい」が原因じゃないんです。面倒くさいからやらないだけです。

パターン②自分の時間を安売りする社畜労働

もう1つのパターンが、自分の労働価値を軽視している状態です。あなたは毎日サービス残業していませんか?休日に会社へ行って、タイムカードを押さずに仕事していませんか?

私の介護職時代がまさにこれでした。自分の時給を可視化したことで、初めてタダ働きの実態に気づけました。

時給の計算方法はこうです。

時給 = 月給 ÷(1日の実働時間 × 出勤日数)

私の場合、サービス残業を含めた実態時給は1,272円。本来支払われるべき時給は1,591円。サービス残業のせいで、実質時給が月318円も下がっていたんです。

これを可視化すると、「タダ働きしてる場合じゃない」と気づけます。

貧乏暇なしから脱出する3つの具体的ステップ

ステップ①「忙しい」という言葉を30日間封印する

まず最初にやることは、「忙しい」という言葉を使わないことです。これは簡単そうで、めちゃくちゃ難しいです。でも効果は絶大でした。

具体的な方法はこうです。

  • 「忙しい」と言いそうになったら、手の甲に正の字を書く
  • 「忙しい」の代わりに「時間を作る」と言い換える
  • 1日の終わりに正の字を数える
  • 30日間続ける

スマホのLINEでカウンターを作る方法もありますが、「忙しい」が口癖になってる人はそもそもスマホを開くのが面倒です。手の甲なら0秒でできる。見るたびに「あ、また言い訳しようとしてた」と気づける。視覚的なフィードバックが効くんです。

私の場合、最初の1週間は1日10回以上書いていました。それだけ口癖になっていたんです。でも、3週間目くらいから変化が起きました。「どうすれば時間を作れるか」を自然と考えるようになったんです。

言葉を変えると、思考が変わります。思考が変わると、行動が変わります。

ステップ②自分の時給を可視化する

次にやるべきことは、自分の時給を正確に計算することです。多くの人は、自分の時給を知りません。月給や年収は知っていても、1時間あたりいくら稼いでいるか把握していないんです。

ExcelやGoogleスプレッドシートで時給計算表を作って、サービス残業を含めた時給と本来の時給を並べて表示する。月ごとに更新して、どれだけ損しているか見える化するだけです。

これに気付いたのも転職後でした。もっと早くにこれをやっていたら、早めの行動ができたと思います。

ステップ③やらない選択肢を頭から消す(5秒ルール)

最後のステップは、「やらない」という選択肢を最初から持たないことです。「5秒ルール」という心理学のテクニックを応用します。

何かをやるべきか迷った時、5秒以内に行動を起こす。5秒経つと脳が言い訳を考え始めるので、その前に動く。具体的には「5、4、3、2、1、やる!」と声に出して体を動かします。

ちなみに私は5秒は長いと感じるので2秒でやってます。

私がこの方法で実践したもの一部です。

合計で月約12,000円、年間144,000円の固定費削減に成功しました。

時間が増えたら何から始めるべきか

①固定費の見直し(一度やれば永続する節約)

まず最優先は固定費の削減です。なぜなら、一度やれば効果が永続するから。

私が実際に削減した項目はこうです。

  • スマホ代:大手キャリア8,000円 → 格安SIM3,000円(月5,000円削減)
  • 保険:不要な医療保険解約(月3,000円削減)
  • サブスク:使ってない動画配信サービス、ゲームのサブスク(月5,000円削減)

合計:月13,000円、年間156,000円の削減。これを達成するのにかかった時間は合計で約3時間です。

②副業の準備(スキマ時間活用法)

次にやるべきは副業の準備です。「副業なんて時間かかるでしょ?」と思うかもしれませんが、準備段階ならスキマ時間でできます。

私は通勤時間と昼休みの合計70分を副業準備に充てています。YouTubeでブログの勉強、他の人のブログを読む、自分のブログのネタをメモするだけでも十分です。

副業の第一歩として手軽なのがポイ活です。口座開設などどうせやる手続きをハピタス経由にするだけで数千円〜数万円分のポイントが貯まります。詳しくはハピタス完全ガイドをどうぞ。

③自己投資(無料でできる勉強法)

「お金がないから勉強できない」は言い訳です。今の時代、無料で学べる環境が整っています。YouTube、Podcast、図書館。私は毎朝30分早く起きて、YouTubeでお金の勉強をしました。3ヶ月でNISA・iDeCo・投資信託・家計管理の基礎が身につきました。

この知識があったから、貯金ゼロから1年で100万円を貯める目途が立てられました。

よくある質問

Q. 本当に忙しくて時間がない場合はどうすればいいですか?

A. まず自分の1日の時間を記録してみてください。多くの場合、SNSやYouTubeのスクロールなど「なんとなく使っている時間」が1〜2時間あります。本当に1分も余裕がない人は稀です。「忙しい」という感覚と実際の時間使用は別物です。
本当に忙しく時間が無いならこの記事を読めてません。

Q. サービス残業をやめると会社での評価が下がりませんか?

A. 正直に言います。下がる場合もあります。でも私の経験上、サービス残業で得られる評価は「便利屋」としての評価です。本当の評価は勤務時間内の成果で決まります。サービス残業をやめることで、勤務時間内に集中する習慣がつき、むしろ本来の評価が上がるケースも多いです。
サービス残業をやらないと評価されない会社なんて辞めましょう。
あなたの労働価値はサービスで提供してはいけない。

Q. 30代から始めても貧乏暇なしのつもりから脱出できますか?

A. できます。私は33歳で気づいて、34歳の今、月6〜9万円の貯金ができています。早いに越したことはないですが、気づいた今が一番早いです。

Q. 5秒ルールが続かない場合はどうすればいいですか?

A. 私も最初は続きませんでした。コツは「完璧にやろうとしない」こと。掃除機を手に取るだけでもいい。固定費見直しのサイトを開くだけでもいい。最初の一歩だけ5秒で踏み出す、それだけを意識してください。
やろうとしたときに何をすればいいかわかんないときもあると思います。なので、はじめはやらないといけないけど今はやりたくない事をスマホでメモを取るようにするところから始めてください。何をしなければいけないのか明確にするのが大事。

Q. 時給を計算したら低すぎてショックを受けました。どうすればいいですか?

A. それが正常な反応です。ショックを受けることに意味があります。私も計算した時に愕然としました。そのショックをエネルギーに変えて、まず一番簡単な固定費削減から始めてください。月数千円の削減でも、年単位で見れば大きな差になります。

まとめ:あなたも「貧乏暇なしのつもり」になっていませんか?

私は8年間、貧乏暇なしのつもりでした。でも実態は、「忙しい」を言い訳に行動せず、自分の時間を安売りし続けていただけでした。その代償が320万円と健康です。

あなたが今「忙しくてできない」と思っていることは、本当に時間がないのでしょうか?それとも、貧乏暇なしの「つもり」になっていませんか?

今日やること、3つだけです。

  • 手の甲に正の字で「忙しいカウンター」を始める
  • 自分の時給を計算する
  • 固定費の中で削減できそうなものを1つ探す

5分もあればできます。「また今度やろう」と思った瞬間、あなたは元の貧乏暇なし人生に戻ります。

5、4、3、2、1、やる!

またやろうは馬鹿野郎です。時間を取り戻しましょう。


固定費削減の最初の一歩として、スマホ代の見直しは一番手軽で効果が大きいです。私が月5,000円削減した楽天モバイルへの乗り換え体験はこちらの記事で詳しく書いています。

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